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2012年02月06日

普天間

普天間に関する詩を、「琉球新報」の「琉球詩壇」という欄に、順番がまわってきて書いたのでのせます。


段ボールのトラベル

                  芝憲子
きらわれものの段ボール箱
来るな よるな と言われ
草木(くさき)も眠る丑(うし)三つ(みつ)時(どき)よりさらにあと
空き巣もあたふたの午前四時
宛先のない段ボール箱 
自分で辺野古に行ってしまった 
辺野古の環境影響評価だからね 

浜はまだ暗い 箱は海へ出た
十六箱の列 ぷーらぷーら
キャンプ・シュワブのサーチライト
なんだなんだ メイド・イン・チャイナか
ジョージやシェーンが拾ってあけた
どうやら自分たちのこと 
作ったのはジャパンの防衛省の天下り会社
オスプレイは部落では騒音少ない とウソ
ジュゴンに影響はない とウソ まずいぞ
この箱はバックしろバック と また海に

箱はボロボロになりながら 
行きつくところに行きついた アメリカ海岸 
段ボール紙にもふるさと 拾った九九%の人
オキナワの端(はし)を少し抱え したたる箱の焼夷
弾や暴行暴言の混じる話にうたれて言った
なんというオキナワ なんというジャパン
おーい「普天間」の穴だらけの危ない箱たち 
早くたたまれて 全部くにに戻ってこーい
オー・マイ・グッドネス 
オー・マイ・ボックス
シェーン・カムバック

一九四六年東京都出身、詩集「海岸線」(山
之口貘賞)ほか七冊、エッセイ集「沖縄の反核
イモ」(壺井繁治賞)絵本「バラのぜんゆう
さん」所属誌「詩人会議」「1/2」「縄」
「いのちの籠」ほか。

(「琉球新報」2012,2,4)
 





この記事へのコメント
東京に帰り「ブログ」を開きました。ダンボールを巧みに詩にされましたね。
アメリカ西海岸に漂着したダンボールを子供たちが拾って海から程近い公園に持ち込み年長の女の子が慎重に開きました。さあー何が入っていたのでしょうか?
Posted by こいけ いさお at 2012年02月17日 18:25
 コメントをありがとうございます。
 ノブキさんには、沖縄詩人会議の方といっしょにお会い出来ると思います。
 
 こいけさん、無事に着かれたのですね。お疲れさまでした。
段ボールの波型の紙は、イギリス発明と、アメリカ発明があり、アメリカのは、シャツの首のカラーだったそうで、へエーッでした。では当分更新できないとおもいますので、すみません。
Posted by しばのりこ at 2012年02月17日 19:34
ありがとうございました。
Posted by ノブキ ソウイチロウ at 2012年02月24日 19:43
ノブキさま、1部分はできなかったので、このようになりました。
5月末に、作品をお待ちしています。
  しばのりこ
Posted by NORIKONORIKO at 2012年02月24日 23:10