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2023年12月06日

沖縄で平和集会、講座盛ん

 沖縄で平和集会、講座盛ん
                                  芝憲子


沖縄では今、反戦平和の集会や学習講座が盛んに開かれています。あまりに頻繁で全部に付き合うことはできませんが、翁長知事の頃や、復帰運動の頃の集会、デモ、の多さを思い出させます。十月二十一日(土)は糸満の平和祈念公園で、オール沖縄主催の「遺骨の眠る土砂を埋め立てに使わせない一〇.二一県民集会」が開かれ、約六五〇人が集まりました。稲嶺進元名護市長や、ガマフヤーの具志堅隆松さんが挨拶し、糸満のグループが短歌を謡いました。十月三十日(月)は、玉城デニー知事を励ます裁判所前の集会でした。事前集会と事後集会があり、私は事後集会に行きました。裁判所を出てきた玉城知事に皆で「知事の不承認支持」のボードを掲げ、口々に激励しました。十一月五日(日)は、オール沖縄主催の「国による代執行を許さない!デニー知事と共に地方自治を守る県民大集会」で、北谷ドームで、一八〇〇人が集まりました。マイクのうしろに、デニー知事をはじめ、衆参議員、県議、地方議員らが並び、壮観でした。デニー知事は「私が皆さんの矢面に立つ。国民の皆さんにも、沖縄県民が一つになるその気持ちをしっかりと分かち合っていただきたい。負きてぃーないびらんどー」と述べました。十一月二十三日(祝日)は、県民平和大集会でした。「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」主催で、奥武山公園陸上競技場に、1万人以上が集まりました。玉城デニー知事は来賓あいさつで「なぜ日本政府は沖縄の不条理に正面から向き合おうとしないのか。その不条理が存在する限り、絶対にひるまず行動し、平和のため声を上げ続けていこうではありませんか。平和でなければ観光客は来ません。経済も回りません。シェルターにばかり逃げていたら勉強も仕事も出来ません。私たちはパレスチナ自治区ガザ地区や、たくさんの悲劇に見舞われ、逃げる場所すらない人々の表情を見て、危機感を抱いていると思います。子どもたちの未来が戦争の未来であってはならない。不穏な未来であってはならない。毎日の苦しい状況があったとしても私でさえ頑張ることが出来ています。みんなが一緒であれば、必ずその頑張る気持ちがひとつにつながります。」と述べ、若い世代とともに進もうという意図がよく表れた集会でした。
  (「詩人会議」2024.1月号 詩人会議通信欄)


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Posted by NORIKO at 19:53│Comments(0)エッセイ
 
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